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星のサロン / アストロ★コンシャス

占星術の勉強会「星のサロン/アストロ★コンシャス」の告知・報告用ブログです。

「ハーモニクス・チャート」の読み方(例)

占星術の手法「ハーモニクス」。そのルーツは、ヒンドゥー占星術にあると書物にはかかれていますが、そもそも「数」に意味を見出す思想(数秘・数霊)は、古代ピタゴラスの時代にさかのぼるようです。

そして、その数の意味も、各文化圏によりまちまちあるようですが、占星術においては、20世紀に膨大な数の出生データから、ホロスコープに「数」を掛け合わせたチャートが、個人の人生においてピンポイントでその性質を解明していることが立証されてきたもの。
各数の意味も、数秘術で解釈する数の意味と同じルーツと思わせるものがある一方で、「占星術」という独自の思想の発展の中で、ホロスコープの解釈とあいまって独特な思想をうかがわせます。

ここでは、その一例をちょっと公開。

1~9のちょうど真ん中の数「5」。
ピタゴラス派では、これを「人間の数」ともいうようですが、占星術においても、人が「個人」として意識を持つ最初の地 点、と見るようです。魂・意識・意志を持つ「人間」として存在する根拠=“生きる衝動”(原動力)を、「5」に見ています。

さて、これを出生の瞬間の星の位置(ネイタルチャート)の各星座の位置に掛け合わせて新たにできるチャートが「ハーモニクス5」のチャート。そこには、「人として生きる本質的な荒々しい衝動」が見える、と解釈されます。

Hestia HN=5

お恥ずかしながら、図は私のハーモニクス5のチャート。自分でも驚きましたが、ネイタルチャートではほとんど絡みのない惑星同士がタイトにコンタクトしており、「これが私の生きる衝動?!」という驚きが!

通常、この世での「人間としての活動」をするにあたっては、ハーモニクス5~8程度が関わるといいます。祖先などの血筋から見るなら、4。この世の生活を超えて悟りの精神世界まで見るなら9。
この間のすべてのチャートを見て、突出した惑星の配置を持つハーモニクスの「数」に注目するのも、その人物にとってどういった領域が、本人の中で重要なのか、を見るヒントになるでしょう。

私の場合は、4、5、8で、他よりも強い星の配置がありました。
「4=祖先」、「5=純粋な個としての生きる衝動」、「8=社会的な成果の結実」。
この全体の傾向の中で、ハーモニクス5のチャートを見ることに意味があります。
ひと目で目につくのは、太陽と海王星の合。太陽は人生を生きる意志で、海王星は目に見えないエネルギーの世界。芸術家の星とも言われますが、まさか私自身 にそんなアスペクトがあるとは、普段の日常生活を見ても、これまでの経歴を見ても、一見不思議です。また海王星は「直感」の星でもあるので、確かに人生の 選択をする際、また自分の最も優先する判断基準は、いつも「直感」ではあります。
海王星は、霧にも例えられ、よく見えない状況の中を進まねばならない五里夢中の状況にもなりますが、それは、民族でいえば、放浪の民、さまよえるジプ シー・・・?ここにない新天地を求めて冒険に出る旅人の行き方でもあるでしょう。「家を買うこと」や「土地に根付く」ことに何の興味も持てず、ただ形にな らないモヤモヤとした理想を求めてフラフラしているこれまでの経歴は、たしかにこの「5」のチャートに現れている「衝動」そのものかもしれません。また、 海王星は「芸術」そのものでもあるので、確かに、民族舞踊に執心したときの情熱は、他の何物にも変えられないものがありました。
ハーモニクスチャートでは、合だけではなく、主にハードアスペクト、さらにそれらの複合アスペクトを重視してみますが、私のこのチャートでは、オーブは少 し広いですが、土星と天王星の合が、この太陽と海王星の合に対してスクエアの位置にあります。土星と天王星は、「保守(古典)」と「革新(未来)」という まさに正反対の性質のもの。これらが一緒にあることは、「固めながら壊す」とも言えるし、「新規を取り入れてはすぐに過去のものにしていく」、あるいはポ ジティブに働けば、「常識より一歩進んでいる価値観が自分の標準」であるとも。土星も天王星も、どちらも「システム」に関わるもので、そのため、太陽・海 王星の直感によって導かれるジプシー人生が、常に社会のシステム(政治や情勢)と関わりながら、それらを無視できず軋轢を生みながら、進んでいくのでしょ う。ただひとり社会から隔絶された孤高の芸術家、とはならないわけです・・・。

自分のチャートを見ながら、他人のチャートを読むように客観的に解釈するとこうなりますが、これらのハーモニクスチャートは、出生時のチャートではダイレクトに表示されていない部分なので、やはり興味深い。
通常の出生時のホロスコープ鑑定からは見えてこない、この特殊だけども、もしかして本人にとってはすごくビビッド!に響いてくるハーモニクスチャート。

興味のある方は、グループワークにて、その読み方の簡単な解釈と、それぞれの参加者の方のリーディングをいたしますので、ぜひご参加ください!

◆ワークショップ「数秘と占星術」 11/27(水)13~15時、11/30(土)14~16時
 『ヒーリング&アストロロジー~Aquilah~』@フンドーキンマンション


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2/3 ワークショップ報告「アストロロジーのシンボリズム + サイクルと暦のおはなし~シンボルとサイクルを体験する~」 

2/3(日)目白のスタジオflowjojonyでの1日イベント「Connect with the Earth Vol.1 ~春の女神・めざめ~」において、占星術ワークショップを行いました。(→ワークショップ告知内容

スタジオflowjojony2008.2/3. WSの様子
スタジオflowjojonyワークショップにてコラージュ制作中の様子

タイトルの通り、「シンボル、サイクル、暦」と、占星術の根本に関わるような大それた内容ですが、参加者の方の占星術への親しみ具合に合わせ、当日はごくごくシンプルな「シンボル」→「サイクル」のお話をし、その後、各参加者にひとつシンボルを選んでいただき、そのシンボルを表現するコラージュを作っていただきました。
参加者のほとんどは占星術を普段行っていない方々でしたが、「シンボル」についてはとてもよく理解してくださったようです。

さて、当日お話した内容を簡単に少しだけ紹介。

●占星術で使われる「シンボル」を日常の中で意識できる形で理解しよう。
・男性性と女性性(能動性と受動性)(12の2区分)
・「活動」-「定着」-「柔軟」という流れ(12の3区分)
・4つのエレメント(火、地、風、水)(12の3区分)

占星術に親しんでいる方には、ごくごく初歩的な知識としてご存知ですね。ただ今日は、この「2区分/3区分/4区分」を、ただばらばらにある性質の違い、としてではなく、秩序だって並んでいる「サイクル」としてご紹介しました。
・男性性と女性性(能動性と受動性)(12の2区分)
これは、「+」と「-」という発想で理解しやすいでしょう。「発したら」次には「受けとめる」。例えば、何か新しいことを状況の中に投じたら(+)、次は、その反応を観察して結果を受け止める(-)。物事が進んでいくのには、そうした流れがあります。

・「活動」-「定着」-「柔軟」という流れ(12の3区分)
占星術を知っているとごくあたりまえの概念ですが、そうでなければ、少し理解に努力が必要でしょうか?
物事が「動き」の中から発動すると、それは一定の安定した「形」を得ることで存続する。ところが安定した「形」のままでは、物事も生物も、存続できない。変化をとげたり、外部の影響をうけとったりすることで、新しい「存続の形」を模索することになる。例えば、蛇の脱皮。皮を脱がなければ、それ以上成長できない(生きられない)。「柔軟」は、より高いバイブレーションに移行する前に、自らに引き起こすセンセーションみたいなもの?ここでは、次の「活動」からのサイクルに入ってより大きく成長するために、自分の「外部」とであって、自己と外部との間に振動を起こすようなものです。そこからまた、新しい「活動」が生まれる。

・4つのエレメント(火、地、風、水)(12の3区分)
これはひとつひとつの性質としてはとても理解しやすいでしょう。火、地、風、水という、すべて地上にある事物で象徴されているからです。ただおもしろいのは、東洋では5行というように5つのエレメントを挙げるのに、西洋占星術では4元素なのです。
さて、4つはばらばらに存在しているわけではありません。ここでもまた(占星術で意味するところでは)この4つの並びには意味があるようです。
火は原初のエネルギー。何か(物資いつ)が立ち現れる前の、その物質を形作るエネルギーの源のような?火は、昔の人にとっては、摩擦を続けているとあるときいきなりパっと赤くなって(あるいは煙をだしつつ)発生するもので、それは何もないところからいきなり発生したように見えたでしょう。ですので、火は神聖視されたのかもしれません。火のもつ「直感」という意味はここに象徴されているでしょう。それは、「何の根拠もなく」発生するものだからです。しかしその「根拠」というのは、「地」以下の目に見える物質レベルにおいては「根拠なく」と見えるだけなのですが。
地は物質化です。物質以前のエネルギーとしての火がこの物質界に現れたとき、次にたどるのは「形」として表される「地」の性質。それは一定期間同じ形を保持することによって、「確かに在る」という認識を得ます。
風は動き。例えば「地」のエネルギーがいつまでも「地」のままであったら。最初にとった「形」をそのまま保持したままこの世界に存続するのは、おそらくムリでしょう。また、より成長を加速しよとするならば、そこには風の「動き」のエネルギーが必要です。花が咲いたままでは、次の季節に花は子孫を残せない。風によって花粉が運ばれ、命と命の間に「動き」がもたらされたからこそ、次の命へつないでいける。この「動き」は「知性」にもたとえられます。人が知覚をしたり知性を使っているとき、実際、神経伝達物質が神経の中で高速に伝達されている。まさに「動き」です。そして何か情報が伝達させられることによって、「認識」が生まれる。こうしたことからも、風の象意として「知性」があります。
水はこれらすべてのあり方を、最後にもっとも人間らしくまとめあげるものでしょう。水は情感・感情の象徴ですが、「火→地→風」という流れ、すなわち「発生→物質化→認識」の流れのあとに、それらに何か「意味」を与えるのが水の役割でしょう。「人間」としての存在にとっての人間らしい存在の意味。それは「感受するアンテナ」があって始めて、感知できるものです。感じ取る力。現に在る情報を、ただ情報として受け止めるのではなく、そこにどんな意味を受け止められるか。それは、人間を豊かにするものです。
この「火→水」までのひとつのサイクルは、水で自分自身を豊かにするところまで発展すると、次にまた、その自分を養う力を滋養として、次なる発動(火)へ移行することができます。こんな風に、4つのエレメントはサイクルとしても捉えることができます。


●シンボルをビジュアライズする
さて、上記の簡単なシンボルについて解説した後、みなさんにコラージュを作っていただきました。雑誌の中から、自分が選んだシンボルをあらわすものを切り抜いて、画用紙に張ってもらいます。クレヨンで絵を描いてもOKです。
できあがったみなさんの作品を紹介します。


AさんBさんCさん
AさんのコラージュBさんのコラージュCさんのコラージュ
*写真をクリックすると拡大します。

<Aさん>
本日の説明の中の、「4つのエレメントにサイクルがある」ということに感心してくださっていました。そして特に、「水から次のサイクルの火への移行」に興味をもっていただきました。制作されたものは、画面の左に「水」を、右に「火」を表現されたそうです。真ん中は、現在の自分自身だそうです。
特にどの位置に何をおくか、とは指示していないのですが、サイクルの前段階を左に、先のものを右に置くのが興味深いですね。人の左右の感覚として、右を先のこと(時間軸でいえば「将来」)と捉えがちなのです。そして、中央ある自分が、とても大きなことに気がつきます。右を向いているのも、先へ気持ちが向かっている、というのがシンプルに感じられます。
さて、水は家族を思わせる人物の写真が並びます。自分自身の内面を豊かにしてくれる源泉のようなものが、Aさんにとっては家族なんだな、というのがとてもシンプルに感じられますね。打って変わって右側には、燃えるような若い男性のパワフルな様子。上は、何かスポーツのユニフォームのようですし、下はロックミュージシャン。どちらも火星の力を感じさせますが、まさに火(火星のルーラーの牡羊座のエレメント=火)と結びついていますね。
Aさんは、占星術についてはほとんど知識がないということでしたが、このように、占星術の象意を知らなくても、直感的にみなさん、そのシンボルを理解することができるのです。そして、自分の表現の中に現れているということが、とても興味深かったです。

<Bさん>
ものすごく個性的な作品です。画用紙から大きくはみ出して、切り抜いた写真をいっぱいに張られていました。制作や自己表現に対して、とても自由ですね。
Bさんは、4つのエレメントのうち「地」を表現されました。ものすごくパワフルな印象を受けたため、「地にどんなイメージを持ってこれを作られたか」をたずねたところ、「ただ大地が写っている写真を選びました」とのことでしたが、たとえそうであっても、その大地と一緒に、動物の群れや登山をする人、とても大きな人形やが一緒に写っているものを無意識に選んでいることは興味深いです。中央には自転車競技の人たちの群れが張られていますが、実際この写真には、「大地」は写っていません。中央という一番重要な位置に、スポーツを群舞で行っている人物の写真があるのは興味深いです。また、左上には、(映画のパンフレットです)スーパーマン?役の男性の姿が。なんと、「地」どころか空を飛んでいます。
全体的に感じるのは、「地」を表現しつつも、まるで「火」のパワーのような「動き」と活動力、(群舞に現れているような)密度の高いエネルギーの集中、のようなものが感じられます。今日は短時間のワークショップでしたので、各々の方のネイタルチャートから制作物を解釈することはしませんでしたが、おそらく、とても活動的でパワフルな地の要素をチャートにお持ちの方なのかな?という印象を受けました。

<Cさん>
Cさんは遅れてワークショップに参加されたこともあり、またもともとイラストを描かれる方ということもあり、特にテーマを決めずに、そのときその場で、感じたままに自由にコラージュしてくださいました。Cさんは占星術をかなりご存知の方とのことでしたが、そのためか、惑星やサインの記号が描かれているのがおもしろいですね。そして、やはりもしネイタルチャートから解釈するのなら、各惑星やサインの記号と一緒に添えられているコラージュの写真から、いろいろな傾向が読み取れそうでおもしろいです。また興味深いのは、小さくいろいろなものがバラバラにちりばめられているように見えて、全体にクレヨンで水のエネルギー、波ような流線が描かれており、この線によって、全体がまるでマンダラのように意味あるまとまりのように見えてきます。いろいろなものがあるけども、どれもCさんの世界を彩っているもの、という印象です。Aさんのコラージュに似て、中央にとても大きな写真があります。Cさんは女性ですが、自分のイメージなのでしょうか?(ちょっと雰囲気が似ています)
このように、特に何もイメージして作らなくても、そこから(解釈をするのなら)必然的に、ご本人がお持ちの個性などが逆に自然と読み取れることがあります。

今回は「解釈」の部分を省きましたが、次回はぜひ、解釈まで含めて、また占星術の制作体験のワークショップを開いてみたいと思いました。

ワークショップ報告:天体意識をコラージュする

12/9:アストロ★コンシャス特別ワークショップ
“クリエイティブ・アストロロジー”の報告

いつものサロン参加者に加えて、初参加の方もいらっしゃいました。占星術の基本理論はご存知のようで、すんなりと進みました。ワークショップは、以下の流れで進行しました。

1)惑星の象徴を確認する。
2)自由に惑星を選んでいただき、各自制作。
3)制作したものをシェアする。
 *初参加の方のネイタル・チャートを特に観察しながら、制作したコラージュと照らし合わせてみる。

制作時間は約1時間半ほど。最初はみなさん雑談しながらでしたが、そのうち、会場がシーンとなるほどに集中して制作されていました。1名の方が外へ写真を取りに出かけ、あとはみなさんコラージュを制作。やはり絵よりもコラージュのほうが抵抗がないようですね。そして個人的に思うのも、何もない白紙から絵(ヴィジョン)を想像していくよりも、すでにあるたくさんの写真を見ながら、自分の惑星イメージに合うものに気づいていく、という流れのほうがより日常レベルに近くてやりやすいのだな、と再発見。

各々の方が作られた惑星イメージは、
Hさん:海王星
Uさん:海王星
Mさん:火星+海王星
Nさん:1枚の画用紙の中に10天体を表現(制作は途中まで)
Aさん:水星+金星を写真で

みなさんこういった「体験的占星術」をなさるのは初めてだったようです。印象としては、なぜか海王星を選ぶ方が多かったこと。「イメージを膨らませる」という作業においては、やはり「イメージ」と最も結びつきやすい天体だったのでしょうか?あるいは占星術やアート制作のワークショップということで、それに参加される方はやはり芸術や制作に関係する海王星が好きな方たちが多かったのでしょうか?

さて、制作後の、制作物への向き合い方にはいくつかのやり方があるでしょう。
a)本人がまずじっくりと眺めて、自分の内側で、「自分にとっての天体の象徴」を深く感じる。
b)本人が、なぜそれが自分にとってのその天体の象徴になるのか、他の参加者に言葉で説明しながらシェアする。
c)本人のネイタル・チャートは見ずに、「天体の象徴」としてだけとらえ、本人にとってはその天体がどういう働きをしているか、どういう印象を内側で持っているかを、参加者に感じてもらう。また感じたことをシェアする。
d)本人のネイタル・チャートと照らし合わせながら、制作物に現されたものとネイタル・チャートがどう関わっているか、また、ネイタル・チャートの特徴のどの部分がより表現されていてどの部分が表現されていないか(これは、どの部分がより使われていてどの部分がより抑圧されているか、とも拡大解釈することができます)を探っていく。さらに、その制作物から、その天体に関して本人は今後、どういった部分をより意識していけば、より天体の意味を掘り下げていけることになるのか、を参加者みんなで探っていく。

上記のa)~d)は、それぞれ独立した方法でもありますし、a)→d)と順次すべて行えばとても詳細なフィードバックになるでしょう。
今回は時間の都合から、全員の制作物に関しては、b)を簡単に。また1人の方についてはc)とd)を簡易的に行いました(d)は今後の課題まで掘り下げられていない)。約3時間のワークショップですが、やはり4~5時間はたっぷりと取ってシェアリングやフィードバックにももっと時間を取りたいな、という印象でした。コラージュというのは、貼り付ける作業には時間がかからないのですが、自分が選びたい写真を見つけるまでにかなり時間がかかったりもします。これは人によってとても差があり、すぐにピックアップできて天体2点分を制作された方もいれば、かなり吟味する方もいるでしょう。また、小さな写真をピックアップした場合と、大きなものの場合では時間も変わってしまったり。可能性としては、次回以降のサロンで制作物を持参していただき、深く掘り下げていく作業をしてみたくもあります。

    ◆ ◆ ◆

ここでの報告としては、ネイタルチャートとの関連は置いておき、以下に、みなさんの制作されたコラージュを眺めながら、その天体自体の象徴としての印象を振り返ってみましょう。今回は海王星を選ばれた方が多かったので、海王星に限って取り上げてみます。同じ海王星でも、これだけバリエーションがあって興味深いですね。


Hさん:海王星Uさん:海王星Mさん:海王星
Hさん:海王星
Uさん:海王星
Mさん:海王星
*写真をクリックすると拡大します。


【Hさん:海王星】(女性)
ひとつの特徴は、演劇や踊りなどアートとの関連性が印象的。実はHさんは、演劇が好きで、ワークショップの前日にもひとつ演劇を見てこられたそう。確かに海王星は芸術も意味しますが、他の方よりもかなり具体的な感じがするのが印象的。日常の生活レベルで海王星をより具体的に体験していらっしゃるようにも見えます。
中央下の仮面の男性が非常に印象的ですが、その上にあるのはインド舞踊のダンサー。写真の横に「あなたもいにしえの踊り子になりませんか?」というコピーが入っています。偶然入ったこうした文章は、たとえ偶然であっても、“メッセージ性”として注目するとシンクロニシティを発見することもあり、たいへん興味深いものです。
もうひとつの特徴は、建物やデコレーションですが、イリュミネーションや蝋燭の光、ステンドグラスから入り込む光など、“光”が共通している点。そしてそれらは、単に生活のための光というよりも、街や生活を美しく彩る光に近いものであることが、やはり「美しく見せる」「演劇」と通じる部分を感じさせます。

【Uさん:海王星】(女性)
海との関連がある写真が多い。全体的に写真の説明でも、海や水が説明によく出てくる。海王星=海というイメージが強いのだという印象。海は無意識の象徴でもあり、深読みすると、その意味で海王星の象徴を理解されているとも言えるでしょう。
また右側下に大きく張られているのは、おそらくブドウ畑(?) その上にワインボトルが並んでいるためにそういう印象を受けます。お酒も海王星の意味になりますが、それはアルコールが「意識をぼんやりとさせ、平常の意識状態でない状態にさせるもの・酩酊状態」だから。やはり深読みすると、海王星の現す意識状態が表現されているように見えます。

【Mさん:海王星】(女性)
右側に大きなスペースをとっているお花のイラストがとてもユートピア的。60年代のフラワー・チルドレン風のデザインでもあり、ユートピア的印象。具体的な事物で表現するというよりも、「海王星」という天体が持つものに接したときの“雰囲気”や、自分や周りの人々の“気分”をよく現しているようにも見えます。
もうひとつは、やはり右下などに海中の写真が複数見られること。特に右下はUさんとも同じ位置に大きく海の写真になっており、この位置が同じことも興味深いです。同じ海中写真でも、赤い魚や植物の色などがよりカラフルで、“色”の持つ雰囲気でも海王星を表現しているようです。


次回以降のサロンで、みなさんが作られたコラージュとネイタルチャートを照らし合わせながら、各々の方の“天体意識”がどうコラージュに表れているかを探っていくのもおもしろいかと思いました。

ハウスの意味の検証

12/9:アストロ★コンシャスより

本日は、基本に戻ってハウスの意味を検証しました。あるテーマについての各ハウスの関連などを深められて興味深かったです。アメリカの占星術雑誌『Mountain Astrologer』にハウスについての簡潔な記事がありましたので、これを参考に紹介してみました。いわゆる占星術のテキストで紹介されていておなじみのハウスの意味はここでは省いて、具体的なテーマごとのハウスの意味(の違い)について触れられているものを紹介しつつ、さらに掘り下げてみました。

<お金について>
普通、お金や物資面は第2ハウスの意味するものです。第2ハウスが意味する「お金」は、「いかに所有するか、稼ぐ能力、またその運用や保存方法」を現します。第2ハスウを定位置とする牡牛座が、定着のサインであり「保存」と関係することから考えても、第2ハウスが「得るお金」であることは分かりやすいです。そして、牡牛座は目に見えるものを対象とする「感覚」のサインであることからも「物質」と関わっており、お金においても基本的に「現金」を現すのです。
では、他の形を取る「お金」に関するものはどうか?というと、
●「株」
投資の意味から考えると、第5ハウスの意味するものとなります。ただし、株の取引をして利益が出て、実際手元に入ってくるお金に関しては、第2ハウスの意味と考えてよいらしい。
さてここで参加者の方から、「株取引は“信用”に基づいて取引されるので、第8ハウスの感じがする」という意見がありました。確かに、目の前に現金を置いてやり取りするのではなく、数字だけでやり取りし、さらに会社に対する“信用”の上に取引をしていることを考えると、株のもつ“信用取引”という点が見出され第8ハウスっぽいですね。第1-6ハウスまでは自分の能力にかかわるハウスで、第7-12ハウスまでは他人と関わる際の事柄に属します。第2ハウスが自分で管理できる自分に属するお金だとすると、第8ハウスは「他人のお金、共有財産」となります。この点からも、「株=企業への出資」と考えると、「価値あるもの」を他の株主と共有しているわけなので、第8ハウスの意味合いだと発想することもうなづけます。
こうしてみると、ひとつの「株」でもいろいろな側面で、その意味するハウスが異なると発想できますね。そしてあくまでも「株=投機(ギャンブルと同意の)」としては、やはり第5ハウスなのでしょう。リスクが伴う「賭け」としての要素は、第5ハウスになるのです。
お金に関して、第2,5,8ハウスというTスクエアの位置関係のハウスが出てきましたが、それならば、グランドクロスの位置関係になる第11ハウスは?というと、やはりお金について紹介されていました。
第11ハウスをお金の意味で解釈すると、「仕事によって得られる報酬・財政、雇い主の財産と財政状態」とあります。これらは第10ハウス(職業)の次のハウスであることから、第10ハウスの活動の結果が第11ハウスに現れる、という意味合いで理解できます。また、第7-12ハウスが「他者の...」の意味から、雇い主(他者)の財政となるのでしょう。しかし第8ハウスのような一体化した相手との「共有財産」という意味合いにはなっていません。これはあまり通常見かける解釈ではないので、今後も観察してみたい解釈です。

<身体と健康問題について>
「第1ハウスはヴァイタリティを現す」---健康問題に例えると、「具体的な病気を現しはしないが、病気への抵抗力や免疫力など、本人がもっている本質的な力(強さ)を現す」と紹介されています。これは、「気力」のようなものも付け加えて解釈すると理解しやすいかと思います。第1ハウスはその人自身の全体を象徴的に現すハウスです。そのため、特にどの分野ということなく、本人が無自覚に同化しやすい状態を表します。「本人自身」のハウスといわれるのもそのためでしょう。そこから考えると、本人の「本質的なパワー(体力・気力ともの)」という意味でのVitalityはとても納得できます。そして「病気・健康」を考えるとき、そもそも「病」というのは本人の免疫力が外的な影響よりも弱かったときにおこる現象なので、この免疫力=気力を第1ハウスとするのも納得できます。
「具体的な病気やその頻度については第6ハウスが現す」---第6ハウスの意味は、「日々の具体的な事柄」です。乙女座の定位置であることからも想像できるように、何かしら具体性をもったひとつひとつの活動を表すハウスです。このことからも、第1ハウスが現す「本人の基本的なヴァイタリティ」が、日常生活の中でどういった「現象」(病気・健康)として現出するか、を第6ハウスで見るのは納得ができますね。そもそも「病気」という“現象”は、その人物の生き方全体の“結果”として現れてくるものだと解釈します。そしてその病気という結果を見て、生き方を修正する必要にもなるわけで、病気は軌道修正するための「サイン・きっかけ」でもあります。この意味でも、非常に第6ハウスや乙女座の意味を表しています。第6ハウスは第1-6の個人的なハウスの最後のハウスで、個人として完成させる最後のチャンスの場所です。これまで培ってきた個人としてのあり方を振り返って、軌道修正すべきところはする必要がある、そんなハウスです。そして「具体的な対処」をするのが第6ハウスや乙女座の意味です。この意味からも、具体的な表れとしての病気や、表面化する健康状態は第6ハウスの意味と言えるでしょう。

<<子供と恋愛(男女関係)について>>
恋愛や子供というと、第5ハウスの意味する事柄だとすぐに思い当たります。しかし、子供といってもいろいろな子供があり、男女関係にもいろいろなあり方があるでしょう。

<恋愛(男女関係)について>
・「第5ハウスが意味するのは楽しみと関係する事柄」
男女の恋愛関係であれば、あくまでも「ロマンス」としての恋愛。結婚やお互いの家族などを意識する必要もなく、ただ「恋愛」として楽しめる段階での関係です。また、「オープンな愛の関係」「楽しみのためのセックス」「未婚カップルの同棲状態」も第5ハウスの意味になるようです。
「オープンな愛の関係」というのはおそらく、結婚のように法的に縛られておらず、いつでも解消できる関係という意味ではないでしょうか?「楽しみのためのセックス」というのは、子孫を残すという目的を特別に想定していない、という意味です。「未婚カップルの同棲状態」というのも、第7ハウスで初めて他人と出会い、法的な契約を結ぶということを考えると、第5ハウスはまだその前の状態であることからも納得できますね。お金について考察したように、第5ハウスは「投機」の意味があるので、男女関係も「この人でいいのかな?」と投機的な意味で「お試し」をしているのかもしれません。同棲状態は、結婚という正式な契約をする前に、一緒に生活ができるか「お試し」をしている状態ともいえます。
・「第8ハウスは血筋や家系を引き継ぐことと関係」
結婚という「法的な出来事」自体は第7ハウスで見ます。ただし、紙の上の法的な出来事ではなく、2人の本質的な結びつき、お互い相手をパートナーとして確実に認めてコミットメントできた状態になると(長期の“関係性”になると)、第8ハウスの意味することとなるでしょう。ここでの違いは、「コミットメントできたかどうか、2人が一心同体となっているかどうか」ではないかと思われます。第7ハウスは「対人関係」といわれますが、「対人」というように、あくまでも他人に「対面して」いるのです。自分にとってはそこに「他者」が存在しているのです。第8ハウスでは、お互いが同意して、ひとつの「夫婦」と言う関係性にコミットメントし、2人でひとつのような「意味のある共同体」になっています。そして結婚というのは、第7ハウスで法的に始まって、本当の夫婦になるのは第8ハウスに至る必要のあることだという解釈ができます(もちろん第7ハウスのまま結婚を続ける人もいるでしょう)。
また第8ハウスにはお金で見たように「共有財産」の意味があるため、「結婚して共有の財産を持つこと」の要素が強くなると、やはり第8ハウス的になってきていると解釈できるでしょう。その最たるものである子供を得ることを目的としたセックス(結婚後の肉体関係)が、第8ハウスの意味になるのでしょう。これは、精神的にも結ぶついた上でのセックスだと解釈できます。第5ハウスとは違って、タントリックな意味合いが感じられます(第8ハウスを定位置とする蠍座の意味合いが思い起こされます)。
ただし、
・「結婚に対する考え方は、第7ハウスが現す。」
これは、まだ成就していない結婚に対して思い描く際の「結婚という他人との関わり方」を本人がどうとらえるか、ということでしょう。もちろん結婚後であっても、相手を「自分とは異なる人格を持つ一個の存在」ととらえ、その「他人」としてどう関わるかを考えるのなら、第7ハウスが現すのでしょう。西洋占星術はそもそも西洋(中東)で発祥・発展したものですが、このあたりにやはり、他人との関係、「結婚」ということの意味付けが垣間見られるように感じます。古い時代がどうだったかは想像の域を出ませんが、やはり結婚とは「パートナーシップ」だという発想が見られるように感じるのです。

<子供について>
・「本人の親としての能力(子供に対してのあり方、どういう親になりたいか)は第5ハウスが現す」
もちろん、子供自体も第5ハウスで見ます。
興味深いのは、
・「継子・養子など、自分と血のつながっていない子供は、第11ハウスによって現される。」
これは第1-6ハウスと第7-12ハウスうが対になっていて、「第1-6ハウスが自分のもの、第7-12ハウスが他人のもの」、と理解すると納得しやすいです。第5ハウスが自分の子供であるとすると、対になる第11ハウスは「他人の子供」(他人の血を引き継ぐ子)となるのでしょう。しかしこういう子供を持つ場合でも、その子に対しての「親としての能力」は、やはり第5ハウスが現すようです。「能力」は自分自身の持ち物であるから、「自分の持ち物」を現す第1-6ハウス側に属することになるようです。
さらに補足として、
・「第7ハウスは法的な関係で結ばれている子供」という記述もありました。これは第7ハウスがとにかく他人との「法=契約」関係というところからの発想でしょう。継子や養子という記述は特にありません。

<主従関係と動物>
第6と第12ハウスの対は、主従関係(奉仕)と動物について触れられるハウスです。
・「第6ハウスは共に働く人や部下、ペット(小動物)」
第6ハウスは乙女座の定位置であり、「個人としての完成のための最後の訓練」「職業的な訓練・弟子の状態」ということを考えると、人との関係が縦のつながりであり、それも権威的な縦ではなく物事を教えたり導いたりする意味での縦関係であることが想像されます。「弟子の状態」と「部下」というのは逆の意味に感じられますが、第6ハウスを自分の“状態”としてみれば、自分自身が弟子的な状態で訓練している状態であり、外部の“環境”としてみれば、そのあり方を外の事物に投影するわけで、「下に付く者、部下」と捕らえられるのでしょうか。また、第6ハウスは「働く・職場」の意味もあるため、「共に働く人・同僚」の意味にもなるのでしょう。しかし「同僚」というのはどちらも経営主でないからこそ「同僚」になれるわけで、結局は「(共に)雇われている状態(にある関係)」であることが示唆されています。
ペット(小動物)が第6ハウスであるのは、エサをあげて保護している、自分の管理化にある、という意味でしょう。ここでおもしろいのは、
・「ペットが第6ハウスであって(たとえ子供のように愛していても)第5ハウスの意味にならないのは、本人とDNAでつながっていないから」
という解釈です。昨今ではペットを子供のように扱う人も多いようですが、飼い主がいくら子供のように思っていても、ペットは「奉仕と主従関係」を意味する第6ハウスの事柄だというのが興味深いです。これを逆に考えると、ペット側にしてみれば、主人に管理されている、奉仕している、という風にとらえられるのでしょうか?これはペットという動物のあり方を本質的に考えると、まさに当たっているように思えます。
そして、「小動物」(大きな動物は含まない)といわれるのも、明らかにゾウや馬やライオンなど、野生であったり大きすぎたりする動物は、家の中で管理して飼う存在にはならないからでしょう。ただし、人間のために働く馬や家畜はどうなのか?と考えると、「部下(自分のために働く存在)」という意味からは、第6ハウスの意味も含まれているように思えます。
・「大動物は第12ハウスが意味する」
第6ハウスの動物と比較して言われますが、発想としては、大きい動物は野生動物に多く、人の管理下にないから、というわけでしょうか?例として挙げられるゾウ、ライオン、馬、牛...などは本来は野生です(馬や牛は人のために働いたりするので、意味合いが複雑になります)。しかしゾウやライオンは動物園にもいます。人の管理下に存在しています。そもそもこうした生き物が動物園という不自然な環境下にあること事態が、自然の摂理に反していることなのですが、これを無理やり解釈するとどうでしょうか?動物園にいる動物たちは、確かに管理されてエサももらっていますが、人のために具体的な労働をしているわけではありません(それはペットも同じですが)。そして、人と関わる動物は、たとえどんな形であれ、「魂レベルで人に奉仕をしている」というスピリチュアルな見方がなされます。人の自分勝手な欲望によって人間の管理化に置かれたところで、本来は誰も何も得をしません。しかしそうした人間の身勝手さにもつきあい自分の存在を捧げているという行為は、スピリチュアル世界では「動物による魂の奉仕」とも言われます。
こうして観察すると、第6、第12ハウス軸に共通して見られるテーマ「奉仕と献身」が浮かび上がります。第6ハウスは具体的な行為によって働き奉仕する、第12ハウスはよりスピリチュアルな意味で存在を助けようとする行為であること、またそういった存在。
「小動物は第6ハウスで大動物は第12ハウス」ということは、ある程度恣意的に決められたことのように思えますが、その理由としては、上記のような発想があったのではないかと想像されます。そして、動物との関わりもより複雑になった現代、より本質的な意味を探ると、同じ動物でも第6と12ハウスの意味を共に持つようにも感じられます。これは、物事や事物を非常に象徴的に読み解こうとする見方であって、やはり占星術の決まりごととしては、大動物と小動物の区別があるのでしょうが...。

<思考・思想について>
第3ハウスは高校までの教育で、第9ハウスは大学以上の高等教育、とよく言われます。こうとらえると、第9ハウスのほうが第3ハウスより優れているように思えてしまいます。しかしそれでは、ハウスの意味に優劣が出てしまいます。こう言われる本来の意味を探ると、
・「第3ハウスは自分の思考力・考え」「第9ハウスは他人の考え・思想」
と言うことができるようです。第1-6ハウスまでは純粋に個人の能力(を発達させること)に関係するため、その思考力についても、「本人が外界を知覚→本人の頭だけで考える」という非常に個人的な作業です。第7-12ハウスは、第1-6ハウスまでの作業を外的な要素の中で繰り返し経験するので、今度は自分の頭だけで考えるのではなく、「他人の考えを知る・取り入れる」ということになるのでしょう。そして高等教育というのは、学問の始まりであり、(日本での)高校くらいまでの基礎的な思考力を養う“訓練”としての教育とは一線を画してきます。正確な答えの導ける問題を解ける能力開発は第3ハウスであり、この第3ハウスの能力・判断力を元にして、答えのない問題へ取り組む学問・研究としての第9ハウスの活動が始まります。なので、第3ハウスの基礎がなければ、本当の意味での第9ハウスの活動は片手落ちになるでしょう。他者の思想を知ることは、訓練された判断力や観察力がなければ難しいでしょう。
第9ハウスは宗教や精神世界と関係づけられて「信念」も意味しますが、これも「今目の前にある物質的な事象を超えたものへの認識」=「人によって伝えられたお話や考えを受け入れること」によって始めて成り立つことです。第3ハウス的な「自己の認識力」だけでは、歴史的に構築される宗教は成り立たないでしょう。その意味で、信仰や信念、宗教は、「他者の考え」であり、それを自分のものとして受け入れることが「宗教的な信念」なのでしょう。
補足として、学問としての宗教や信念・高等教育は第9ハウスですが、聖職者になるための教育は第12ハウスの事柄になるようです。

<父と母の問題:血筋と家庭>
ICとMCのどちらが母親でどちらが父親を現すか、という問題は、時々聞かれます。そしてここでもやはり
・本来は「ICが父親を現し、MCが母親を現す」とあります。
ICはそもそも血筋的なルーツを現します。この意味から、(今の父系社会の日本では)父親側の家系がルーツ(姓をひきつぐ)という意味で第4ハウス-ICの現す事柄になっているのでしょう。しかしどうもこれには少し違和感があります。法的に姓だけを考えれば父親側になりますが、これは現代社会のかなり恣意的な部分です。生き物は本来、「誰が母親か」はわかっても「誰が父親か」は分かりません(高度な技術を抜きにすれば)。そして生命としてのルーツ「へその緒」でつながっているのも母親です。ここにもやはり、現代の西洋占星術が西洋で発達したものだという感触がぬぐえないのですが、どうでしょうか?父系社会は人間の歴史の中では決して長くないし、キリスト教以前の母系社会では、母親側の家系によりルーツを感じる社会だったのではないかと想像されますが、今となっては想像するしかありません。ただしチャートというのはあくまでもその本人にとっての現実なのですが、本人がどういう世界観・価値観の中に生きているかによって、現される事柄も違っているのではないでしょうか?父親が一家の大黒柱、自分の血筋のルーツだと感じる人もいるかもしれません。
また、それとは逆に、夫婦のあり方、親としてのあり方によって、子供によってはICとMCの役割、父親と母親の役割が逆転している場合もある、ということはよく言われます。自分自身を観察してみても、これはかなり納得できます。


今回は、このようにざっと復習もかねてハウスの意味をおさらいし、さらにテーマごとに各ハウスの意味を比べてみましたが、参加者からの意見やチャートを観察した例も聞かれ、なかなかおもしろい考察ができました。占星術は世界と自分を把握し読み解くツールでしかないので、時代や世界観が長い年月をかけて変わってくれば、当然、その意味する具体的な事象が変わってくることも当然あるのでしょう。そしてもちろん、過去にはなかった事物ができあがってくることもあります。「株」がなかった時代には当然、「株」が何ハウスになるかは問題ではなかったのですから。こう考えると、社会を見るときに、ハウスの面から考えても、かなりおもしろいな、という印象でした。

健康運を読む

10/21:アストロ★コンシャスより

本日のサロンでは、参加者の方のリクエストにより健康運を考えてみました。
健康運を考えるとき、占星術の書籍などを参考に見ると、触れられているのは「病気」「死期」についてです。逆説的ですが、健康について知りたい場合、人は病気について考えるものですね。自分の身体に弱い部分があるのか、どういった病気にかかりやすいか、といったように考えるようです。もちろん、特別弱い部分や病的な暗示がなければ、健康だろうと安心するようです。


【健康運・死期について】

いろいろ書籍をあたったところ、「健康運」として独立的に記されている書籍は、日本のものにはあまり見当たりませんでした。唯一、石川源晃さんが死期や病についてその著書の中でまとめて記されていました。石川源晃さんが挙げられているのは、

●ネイタルチャートによる先天的な健康状態
・Asc.とマレフィック天体がハードアスペクトやヨド:短命(生後数年で死亡)
・太陽と火星がハードアスペクト:自分の健康ひ必要以上に気を使う。身体が強くないと思っている。(太陽と火星のトランなどと比べ)
・マレフィック天体とベネフィック天体がタイトなハードアスペクト:マレフィック天体の年齢域で生命の危機に(必ずしも死ぬわけではない)

●トランジットやプログレスによる、特定の時期の健康状態)
・ネイタルの天体に、プログレスやトランジットのマレフィック天体のタイトなハードアスペクト(セミスクエア含む)の時期:この時期に発病すると、死につながることもある。
・(上記の条件に加え)健康問題のハーフサムに木星以外の天体がオーブ1度以内でアスペクトを取る時期:重大な結果に。病状は悪い方向へ加速する。
・ネイタルのAsc.+天体と(トランジットの?)火星や土星がハードアスペクトを取る時期:体力が低下する。健康に注意する必要がある。

●死期の見方例 *他の時期は安全
・ネイタルの火星にプログレスの火星がセミスクエア
・ネイタルの火星にプログレスの火星が逆行してコンジャンクション
・ネイタル天体とトランジットの木星のコンジャンクションやトラインの時期:(長く苦しい闘病生活にある場合)開放としての「死」。これは病気の人物の家族のチャートに起こっても、病気の人物の死になることがある(看病からの開放として)。

石川源晃さんがここで挙げられているベネフィックとマレフィックは、
・ベネフィック=太陽、月、水星、金星、木星
・マレフィック=火星、土星、天王星、海王星、冥王星
です。

<参考:健康・病・死に関するハーフサム>
・太陽/海王星=「病気軸」
・土星/海王星=「病気軸」
・火星/土星=「死の軸」:必ずしも肉体の「死」でなくても、何かのサイクルの「終わり」に
・火星/天王星=「治療軸」
・火星/海王星=「死病軸」
・木星/海王星=「誤診軸」
・海王星/ドラゴンヘッド=「業病軸」

単純に考えて、やはりマレフィックがハードアスペクトを取ると、健康面でも厳しいこそは推測がつきます。その中でも、特に火星を健康問題において注意すべき天体とされている傾向がうかがえます。たとえばネイタルチャートでの太陽と火星のハードアスペクトについての記述ですが、この解釈について推測しますと、太陽と火星は、どちらも自己存在にとってエネルギーの源です。その2種類のエネルギーのあり方が、お互い補佐的に働くのでなく、むしろ牽制しあったり(スクエア)、または非常な緊張にあったり(オポジション)するわけなので、自分の中でのエネルギーの流れがスムーズではないことが考えられます。「病気とは、エネルギーがスムーズに流れないことによる緊張やアンバランスや停滞が原因」と言えるでしょう。また、太陽が自己の中心であって「自己」という意識レベルの中心でもあります。火星はもっと本質的なエネルギーそのものです。その火星が太陽とハードな位置にあることは、エネルギーを攻撃的に自分自身に向けていることもあるでしょう。結果、本人の意識としては、「自分の身体は攻撃されやすい(外的な影響を受けやすく、弱い)」といった印象になるのでしょう。怪我をしやすいことも想像されます。


【10天体と身体の対応/身体イメージ】

さて、10天体の本来の意味を、健康問題に広げて解釈するとどうなるでしょうか?

・月:メンタルな問題(としての病)、日々変わりやすい体調面、(特に)女性にとっての健康
・太陽:心臓(自己の中心としての)
・水星:神経系、(知覚する、という意味から)ストレスや外的影響への感受性(アレルギーなど)
・金星:?(健康問題というよりも、本人の外的な“見た目”、特に美的観点から)、皮膚(?外界との接点としての)
・火星:怪我、外傷、特に切り傷や火傷など、事故
・木星:肥満、栄養(過多)問題、治癒、回復
・土星:骨格系、歯
・天王星:突発的な体調変化や事故
・海王星:原因不明の症状、不定愁訴など、伝染
・冥王星:遺伝的な健康問題、死につながるもの、または復活

上記は、特に書籍などで触れられていたわけでなく、天体の意味から想像してみました。身体の部位と身体(健康)の特徴が混ざっています。

その他、小惑星ですが、
・セレス:妊娠(不妊)問題
・キローン:精神的な傷
も、よく考慮する点です。


【サインと身体の部位との対応】
ところで、12サインはそれぞれ頭から足まで身体の部位に対応しています。(一部内臓など、頭→足の位置に限らず)

・牡羊座→頭、顔、目、脳
・牡牛座→首、喉、顎、耳、舌、声帯
・双子座→腕、肩、手、上腕部、肺
・蟹座→乳房、上腹部、胃、子宮
・獅子座→背中、脊椎、心臓、血管
・乙女座→腹、腸、腹部神経系
・天秤座→腰、腎臓、副腎
・蠍座→股間、鼻、生殖器
・射手座→腿、肝臓、座骨
・山羊座→膝、骨格、関節
・水瓶座→脹ら脛(ふくらはぎ)、循環器系
・魚座→足、末梢神経、分泌腺

(参考:『運命を把握するパソコン占星術入門』小曽根秋男/著)

これはどの程度妥当性があるのでしょうか?そもそも実占をする中で、純粋に「身体・健康」面について鑑定するということはあまり多くはないため、私自身の経験データも決して多くはないのです。そこで、参加者の方の経験を聞いてみると、

「ネイタルの月が双子座:トランジットの土星が双子座を経過中の時期で、さらにトランジットの冥王星がネイタルの月にオポジションになった時期に、ぜんそくにかかった(大人になってから)」とのこと。双子座は肺を支配しているため、呼吸に関係するでしょう。トランジットの土星が合になるとネガティブな面が出やすいですが、トランジットの冥王星までコンタクトしてくると、かなり症状は重かったのでは?と想像されます。

一方、ネイタルの例では、
「火星が射手座で冥王星とハードアスペクト:膝に40針ほど縫う傷跡がある」例も。(この時期トランジットには目立った特長なし)
膝は山羊座の位置であって射手座ではありません。ちょっとサインと位置がずれています。

12サインと身体の部位の対応は、頭から足までを順番に並べているわけで、その妥当性についてはこれからも(私の中では)調査の必要がある感触ですが、ここで個人的に面白かったのは、上記のぜんそくの方の例を、私は蟹座の月の例だと当初勘違いしてしまっていたこと(後で勘違いに気がついたので訂正しました)。「呼吸・肺=蟹座」と直感的に思ってしまったこと。なぜこんな勘違いを直感的にしてしまったか、と振り返ってみると、

蟹座:消化器官(身体の消化機能)=身体に滋養を与えるもの
→呼吸による酸素の取り込みもまた身体への「滋養」である(特にエネルギーレベルでは呼吸を非常に重視)

という発想だったのです。
また、次の意味でもやはり、呼吸と蟹座はすごくつながる気がします。

「蟹座のルーラーは月 → 月は感情を表す → 呼吸や肺は感情と密接につながっている」

というわけです。この「呼吸や肺は感情と密接につながっている」というのは、占星術の理論ではなくエネルギーレベルでよく言われることです。例えば喫煙に関してエネルギーレベルで言われることですが、喫煙者はニコチンで呼吸機能と肺の機能を低下させますが、低下させることでエネルギーレベルでは感覚を鈍くしています。特に感情レベルで見たくない問題があり、それを鈍感にさせているのです。また、感情的にもろく見たくないものがあったり、怖い思いをすると、誰しもフッと息を止めてしまいます。それは、「感受性」という意味でも、すごく蟹座的に思えるのです。
(もちろん、深いレベルでは感情面の問題ですが、短絡的には“感覚”を麻痺するもので、「感受性」も単純な「知覚」だと捉えれば、感覚・知覚の意味の双子座の意味も見えてきます。)

これらの発想は、本来のサインの性質をエネルギーレベルでより深く見つめた場合の解釈になります。なので、伝統的な占星術の解釈とはズレる部分もあるかもしれません。こういった方向性での「星の意味と身体・エネルギーレベルの対応」も、観察してみたくなりました。

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