星のサロン / アストロ★コンシャス

占星術の勉強会「星のサロン/アストロ★コンシャス」の告知・報告用ブログです。

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T木星の乙女座入り

8月11日、トランジットの木星が乙女座に入りました。
木星は約1年でひとつのサイン(星座)を通過しますが、2014年7月16日に獅子座に入った後、一度も蟹座に戻ることなく、今回の乙女座入りの8月11日まで約13ヶ月に渡って獅子座を通過してきました。
そして来年、2016年9月9日に天秤座に入るまで、乙女座を通過し、その後は乙女座には戻ってきません。約13ヶ月の乙女座滞在となります。

2015年8月11日 T木星の乙女座入り
2015年8月11日 T木星が乙女座に入った瞬間(東京)


これがどんな意味を社会にもたらすのか。
トランジットの木星や土星は、それぞれ12星座1周を通過するのに約12年、約30年と、社会の”サイクル”を眺めやすい期間のため、過去のその時期にどういうことが起こったかを見ることで、その惑星の該当サイン滞在の傾向を読むことがあります。
過去の木星・乙女座滞在の時期は、記憶に新しい近い時期で、

・1991年9月12日~1992年10月10日
・2003年8月27日~2004年9月25日

でした。どちらも、前のサイン獅子座に戻ることなく、乙女座を通過し、次の天秤座へ移っていきました。

T木星の運行(1990~2017年)
T木星の運行(1990~2017年)


木星はそもそも「幸運の星」と言われ、人々の「善なる意識」をつかさどります。さらに、「一般大衆・マスメディア」など、広く周知され多くの人々が「良いもの・常識」として認める”傾向”でもあります。ですので、その時期の「ブーム(流行)」を作るのも、この木星がかなりの役割を果たしているでしょう。
一方、乙女座は「個人の訓練の集大成」とも言われるサインで、個々人が社会に出て行く前に個人として行える準備に集中するサインです。修行者のようにひとつの技術を学んでいたり、自己鍛錬の傾向が強かったり、またそのあり方から、自分自身に対してだけではなく社会への眼差しもまた、自己反省的です。今まで築いてきたやり方が、今後もその方向性で良いのかどうか、最後のチェック機能とも言える役割を担っているかのようです。
ここでのチェックや鍛錬を経て、人として個人は、真の他者とのコミュニケーションが始まる次の天秤座へ移っていきます。

さて、過去に木星が乙女座に入っていた時期(直近の2回)です。

<1991年9月12日~1992年10月10日>
Wikipediaによると、「バブル崩壊期間(平成不況(第1次平成不況)や複合不況とも呼ばれる)は、1991年(平成3年)3月から1993年(平成5年)10月までの景気後退期を指す。」とのこと。
まさにこの時期、木星が乙女座に入る少し(半年)前から、次の天秤座を抜けるまでの期間です。天秤座は「正義を図る天秤」を意味しますが、その天秤を手にし、正義を判断しているのは、実は乙女座である女神アストレアです。天秤座という、物事のあり方のバランスを判断しているのは、実はその前に位置している乙女座だったのです。
乙女座の性質として、「潔癖症」とはよく言われますが、「良いものは良い、悪いものは悪い」「不正は不正」ということで、物事の白黒をはっきりとあぶり出し、清く原理に戻そうとする働きがあるのでしょう。それは、次からの新しいバイブレーション(天秤座から)のサイクルに入っていくための準備としては、至極当たり前のように感じます。
記憶にも新しいこの「バブル崩壊」は、まさにT木星の乙女座→天秤座の象意をよく表しているでしょう。

<2003年8月27日~2004年9月25日>
この期間は、個人的に記憶に深く残る事件はあまりなかったのですが、少し調べてみると、例えば、

2004年1月
・ 山口県の養鶏場で日本では79年ぶりに鳥インフルエンザが発生(12日)
・ 自衛隊がイラクへ派遣(16日)
2004年2月
・ アメリカでの狂牛病発生に伴う米国産牛肉の輸入停止の影響で、吉野家が牛丼の販売を中止(11日)
(参照:http://person.sakura.ne.jp/year/2004.html )

など、食と健康問題が浮上してきていたようです。これも、その分野での行き過ぎた形での問題が露呈していたのでしょう。養鶏場も、食用牛の飼育場も、乙女座が表す「環境」という意味から考えると、その意味が見えてくるかのようです。


そして、今年2015年9月以降は、一部の知識人からは全世界での経済危機ということも言われています。なにやら恐ろしくなってしまう話題ですが、そもそものT木星乙女座、というサイクルを考えるなら、ただサイクル的にやってくるひとつの流れ、とも取れるでしょう。
行き過ぎたもの、バランスを欠いたもの、そうしたものが、元の健全さへ戻ろうとして一見破綻と見える形を呈する。それも、乙女座の働きと言えるでしょう。

幸運の鍵である木星の働きとして起こる象意である以上、一見、破壊的に見えることも、その裏には、健全に人類とその社会を前進させるための役割がある出来事かもしれません。バブル崩壊後には、それまでの経済システムを存続させようとしたり、それまでの意識でいた人々にとってはそれはつらい時期だったでしょう。ですが、今振り返ると、決して自分自身はバブル崩壊前の意識に戻りたいとは思わないのです。
おそらくあの頃から、「スピリチュアル」といわれる分野が、特に特別なことではなく、誰でもが理解できる当たり前のことになっていく過程に入ったのだと感じます。経済、形ある反映、そうしたものの虚構を失ってこそ、真に自分が向かい合い精進していく道も見えてくるでしょう。乙女座は一見、とてもシビアで冷たい(人についても言われる表現です)あり方ですが、深いところでは、本当にその人々や社会を「正そう」という意識なのだと思えるのです。

上に参考に上げた過去2回のT木星が乙女座に滞在した時期よりしばらく前になりますが、「フラワーチルドン」と呼ばれる世代(1960-70年代のアメリカのヒッピーのこと:Wikipediaより)やヒッピー・ムーブメントは、木星よりもずっと影響の強い冥王星が、乙女座から天秤座に滞在していた時期なのです。
その中でも、1967年10月~1968年2月、6月~11月は特に、T木星が乙女座に入っていた時期です。さらに、その後、1968年11月から、一度乙女座に戻ったり、また蠍座に入ったりしながら、1970年8月までは、T木星は天秤座にありました。まさに、ヒッピームーブメント大全盛の時代でした。

T木星の運行(1955~78年)
T木星の運行(1955~78年)


さらに以後、
・1979年9月~1980年10月に、T木星は乙女座に入っていました。
この時期の主な出来事を振り返ってみますと、特に記憶に深く残っているほどのものは見当たらないのですが、印象的だったのは、

<1979年9月~1980年10月>
1979年10月
・ WHO が天然痘根絶宣言(26日)
(参照:http://person.sakura.ne.jp/year/1979.html )

です。健康や衛生を現す乙女座に発展の木星が入ってすぐに、人類が戦ってきた病の根絶宣言がなされていたことは印象的です。

さて、こうして振り返ってみると、木星は「発展」と普通言われますが、良いことはもちろん進化・発展させ、そして乙女座の価値観(女神アストレアが手にする平等を図る天秤による価値観)で社会のあり方を”量る”という時期でもあることがよく見えてきます。

1979年9月
・ 熊本県・阿蘇山の中岳から噴火(6日)
・ 日本鉄道建設公団の不正経理が発覚(6日)
1979年10月
・ 台風20号による集中豪雨の被害、死者28人(19日)
・ 木曽御岳から噴火(28日)
1979年12月
・ 「KDD事件」国際電信電話会社(KDD)の密輸事件が発覚(4日)
(参照:http://person.sakura.ne.jp/year/1979.html )

自然災害や不正発覚などはいつでも起きうる(その種がある)ことですし、T木星以外の天体の影響も、もちろんそれぞれの時期で複雑に絡み合っているでしょう。それでもT木星の効果として見てみると、その時期の傾向が見えてくるようです。

Astraea(アストレア)
女神アストレア / Astraea


天秤を手にした正義の女神アストレアの活躍が、最も有意義な形で表れることを見守る1年にしたいものです。そしてそれはもちろん、私たちの生活の中でも、細かい日々の営みの中でも、決して外側に派手に現れ出るものでなくても、内側からの「膿み出し」「浄化」の作用なのだと理解し、1年後から始まる新たな「他者とのコミュニケーション、対話の時代」に向けて、個人を磨いていきたいものです。



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七夕の昨日:太陽-冥王星のオポジション。個人の意志の噴出!

あっという間に春分を過ぎ、さらに重要な天体のアスペクトもいくつか過ぎていく中、しばらく星の配置について記述していませんでした。
星の配置を見る以上に、現実で起きていることのスピードがあまりに速い、と感じるこの頃です。

天を運行する冥王星が山羊座の中間度数にある今、夏至を過ぎて太陽がその対向を運行するこの時期は、何かと「個人の意思」と「大きな組織や勢力の思惑」が真正面から向かい合う時期になるのは、想像に難くありません。
社会事象を読むマンデーン占星術の手法では、太陽は「国家元首」や「権力の支配者」を現しますが、それが今、冥王星というこの世で最も重く深刻な影響を現すエネルギーに対峙し、支配・統治においてその力の及ぼし方を徹底的に振り返らせられることになるとでも読むのでしょうか。

個人レベルでも、運行する天体の影響は非常に受けるものです。個人においては、太陽は「自らの意志」を現します。意識的に何かを意図すること、また、自我の意識。その在り方を模索する中で、より大きな組織や長く継承されてきたやり方などと対峙し、時には自己主張をする必要性が出てくるのでしょう。いろいろな意味で「個人」とその「主張」に向き合うのでしょう。

昨日7月7日の未明、運行中の太陽と冥王星がちょうど反対の位置を通過しました(冥王星は逆行中で、深く深刻な影響力や支配について、反省を含めて振り返っている時期です)。

2015.7月7日 太陽・冥王星 オポジション


私自身は本当に、こうした天を運行する天体の配置の影響を受けやすいのか、まさにそうした「個人の意見をぶつけ合う」という経験が、昨日やってきました。
なにしろ太陽にとっては、冥王星は(神話の世界では)「闇の王」なのですから、大変に骨が折れます。また、土星より遠い天体であるため、その「実体(姿)が見えない」力とも言えます。具体的に何が支配しているのか、しかし、どうもその土地だったり組織だったりに、いつのまにか染み渡るように根を張って色を染めている。そんな深い影響力が冥王星でもあり、その支配(影響力)の中に無自覚にとりこまれた個人にとっては、もはやその影響力の元(原因)が見えなくなっているでしょう。先祖から代々続く家系の血筋、傾向なども、こうした意味があります。

個人レベルで見ると、個人にとっての冥王星というのは、本人がもはや気づかないほどに「あたりまえ」になっている価値観、とも言えるでしょう。生きてきた環境、家族や周囲の人々と共有している価値観、そうした「物質として目には見えないけど大きな影響力を個人に与える力」です。その価値観がどこから来ているのか、その根拠も普段は意識できないレベルかもしれません。意識以前の、意識の奥の深い部分にまさに”根”を張った影響力。

太陽はそれに対し、個人が”個”として立ち上がっていこうとする若い力です。自分が無意識的に寄り添っている価値観に対し、客観的に(対向の位置に)対座し、それを見据え(=意識化)、まるでその無意識の力から独立していこうとするような太陽の意志を、私はこの配置に見てしまいます。逆に言えば、こうしたタイミングが来なければ、小さな個人は、この大きな影響力の中に自分がいることさえ、普段は気づかずに生活しているのでしょう。それがもはや、見逃せないほどに自分の「意識」に上ってきて、対峙せざるを得ない。

具体的にはこうした時期は、個人が意識的になるほど、あるいは個人としての意見を持つほど、その人が属する社会の”暗黙の了解”的な価値観や認識とぶつかる(目の前に経ち現れる)経験になりやすいでしょう。もちろん、太陽である個人は、その力に何とか対応しようとするあまり、自らも冥王星のように強く支配的な力を持ち、相手にもそうした行為に出ようとするかもしれません。これが、「個人(太陽)が(冥王星的な)支配的な態度に出る」と読める所以です。結局、冥王星という、テコでも動かないような強く重く深刻な態度を、個人もそれにまつわる周囲の環境も、帯びてくるのでしょう。

非常に重い時期ですが、私自身はこの配置は、ある種の「カタルシス」(浄化)さえもたらす、爽快感のある結果をもたらすことも経験しています。ただし相手は「闇の王(:神話の解釈)」ですから、カタルシスと言っても、あまり楽しくほんわかしたものではないでしょう。さんざん力を使って吐き出すものを吐き出し、言いたいことを全部言い、言い尽くしてさっぱりはするけども、やはり疲労困憊してしまいます・・・。体力も精神力も使います。だからこそ、冥王星と関わるこの時期は、まさに冥王星が示す「徹底的な力(=エネルギー)」の扱い方を訓練する時期でもあるのですね。
周囲に起きるいろいろな事象に対し、個人として独立した意識を持つ人こそ、目をつぶることができずに発言したり行動したりする欲求が自然と出てくるでしょう。そのエネルギーの使い方を、上手くコントロールしたいものです。

幸いにも、太陽と冥王星が正確に対峙した昨日の瞬間には、月が、この2つの天体に対して調和的な位置にありました。慈悲と精神性を表す魚座にある月が、この緊迫したエネルギーの中にあって、「結局は、お互いを思いやり、より精神的に進化するための過程なのだ」という、それぞれの”直感”を感じているかどうか、それが、この時期のエネルギー・コントロールを成功に導くかどうか、の鍵のようにも思えます。
昨日は私自身がこのエネルギーに随分とどっぷり浸かっていましたが、一晩たった今日、皆さんはどのようにこの時期のエネルギーを感じているでしょうか?本日と明日は、月がこの太陽と冥王星の対峙に対し、緊張した位置(90度)に入ってくるため、より神経がピリピリとしてくるでしょう。こうした時期は、この緊張のエネルギーを自分自身の心と体に攻撃的に向けないようにしたいところです。

太陽と冥王星の対峙の時期は、太陽が蟹座に滞在する7月23日まで続きます(徐々に影響は弱まります)。
個人としての「意志」、また自分が深い部分で人生に深く求めている大いなる「意志」について、自分の内で向かい合うのに非常に適した時期です。周囲との軋轢や衝突という形で何かが起きたならば、それは結局、自らの内で探るべき、自分の「意志」が頭をもたげてきた現われなのだと、意識しましょう。

今年の七夕(7月7日)は本当に、こうしたすばらしく強いエネルギーの時期だったのですね。こうした視点で、世の中で起きている事件、ニュースを見ていると、よく理解できるものがあります。
マンデーン占星術では太陽は「支配者」ではあるのですが、すでに個人として目覚めつつある現在の民衆たちはきっと、己の中の太陽の意志に最大限目覚めて、今この時のエネルギーを大いに体現しているかのように、見えるのです。

cf)7月5日 ギリシャでの国民投票「開票率93.1%で、緊縮策の受け入れに「反対」が61.29%、「賛成」が38.71%と反対が賛成を大きく上回りました。~ チプラス首相はテレビで演説し、「民主主義が勝利した」として勝利を宣言」
http://nstimes.com/archives/19238.html


本日(2月19日)、旧正月(新月)。

本日(2月19日)は、旧正月です。(日本時間8:47AMの新月)
先日ブログにも記載しましたが、なんとなく個人的には、占星術的にも節目となる「立春」が私の身体には「節目」としてマッチしているのですが、古い暦はやはり意味のあるもの。
古(いにしえ)の祖先の人々の息吹を感じる余裕を持つためにも、やはり留意したいタイミングです。
さて、旧暦というのは、もともと中国で使用されていた太陰太陽暦が日本へ持ち込まれたもののようですが、この太陰太陽暦では「旧正月は冬至から二番目の新月」となっています。よって、月の位相により毎年旧正月の日は変わるのですね。
そして昨年の冬至は新月直前で起きたために、そこから二度目の新月は約2ヵ月後となりました。立春をすぎての新月です。

本日のメルマガで、私も敬愛します占星術研究家のマドモアゼル愛氏も触れられていますが、本日・旧正月の新月は、水瓶座での2度目の新月です。
前回の新月が、1月20日水瓶座0度の新月で、本日は水瓶座29.99度という水瓶座最後の最後の瞬間に起きています。なんだか、天の不思議なエンターテイメントのような計らいを感じます。

2008年に、世の中に最も大きな影響を及ぼす冥王星が山羊座に入ってから、人類は今まで長い期間“システム”として行ってきたことを根底から洗いざらいひっくり返していくような時代に入ったと、本当に感じます。そして、その強固だけどももう古くなってしまったシステムを見て、どこかで皆、新しい水瓶座の時代の幕開けに意識がさらに加速して向っているようにも思えます。

占星術やスピリチュアル界で言われる、いわゆる「水瓶座時代」というのは、天の春分点が水瓶座に移ることなので、それはそれは壮大なパラダイムのシフトなのですが、それとは別のスケールで、冥王星が山羊座にいる今、次の水瓶座に冥王星が入る約10年後に意識が向いつつ、やはり「水瓶座」というテーマがことさらクローズアップされて見えます。

「立春」は太陽が水瓶座15度に来る瞬間ですが、固定宮(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)の15度というのは神秘学で「エナジーポイント」と言われるようです。暦ではそれぞれの季節の「始まり」ですが、占星術・神秘学では、「エネルギーが満ちる(そして転換する)ポイント」ということなのでしょう。「陰極まって陽となる」転換のポイント、その転換する直前のエネルギーが蓄積・凝縮している状態」とでも言うような?

この立春の前後の新月で2回(0度と29度で)、水瓶座で新月が起きるということは、個人的には、まさに天の計らいによる「水瓶座的テーマのダメ押し」なのでは?と思えるような。各サイン(星座)の度数は、最初の0度で「無自覚に強制的にそのテーマに飛び込ませられる」。そして30度の旅を終え、最後の29度で「そのテーマのまとめあげ」をするわけで、1月20日からいやおうなしに始まった水瓶座のテーマの28日間を終えて、その総まとめのテーマをいただいたのか、この新月(=旧正月)なのでしょう。
日本時間2月19日8:47AMの新月。2分後には月は魚座に入るというギリギリのタイミングでした。

さて、そうしたおもしろい計らいを元に、前回と今回、2度の水瓶座新月のチャートを見てみました。Asc-Desライン(地平線)とMC-IC軸(子午線)が、ちょうど180度反対のサインになっています。
(以下は、東京でのチャートのため、ハウスによる解釈は日本での状況に対してのもの)

●2015年1月20日の新月(水瓶座0度)
2015年1月20日 新月

新月は、第4ハウス後半に位置し、第3ハウスカスプ手前の土星とセキスタイルで調和。チャートルーラーの金星を含み第5ハウスに天体が多く、強力な冥王星は第4ハウスに。
家庭や身近なところから個人的な楽しみごとに焦点が当たりそうな時期でした(国家においては、国土や投機的なこと、子供に関することなど)


●2015年2月19日の新月(水瓶座29度)
2015年2月19日 新月

新月は第11ハウスの後半にあり、海王星との合と、第8ハウスの土星とのスクエアに向っています。第11~12ハウスに6個もの天体が集中して入っていますが、第10~12ハウスというホロスコープのサイクル最後の4区分に10天体中8天体も入っています。これはもう、今までのひとつの「流れの結果」を超えて、次の「流れの準備に入った」ような配置です。
MCにぴったりとくっついた冥王星が非常に強力に感じますが、国のレベルでは「政府、内閣」などを示す第10ハウスが、「再生・消滅・復活・宿命」という象意を持つ冥王星の影響を受けるのでしょう。
それにしても、他のほとんどの星(国家元首、一般市民、女性、子供、軍隊、改革者、霊的な存在を表す星)が、第11~12ハウスに入り、現状を超えた新しいシステムの世界に意識が向いていると見えます。「(ひとつの時代の)終わりの始まり」とでも言うような、「まとめに入り、次の準備の段階」を示唆するような、新月(旧正月)図に見えます。
新月(月と太陽の合)だけについて言えば、第11ハウス(国レベルでは「議会」や「友好国」)において海王星という「夢と理想」に向って近づいている一方、財政や海外経済を表す第8ハウスにいる土星(義務やブレーキをかけるもの)からのプレッシャーがかかりつつある、ということでしょうか。このプレッシャー(軋轢)を超えて、いかに未来の理想・海王星に近づいていくか、というのがこの時期のテーマのように感じます。

個人レベルで、この新月からの28日サイクルを過すなら、やはり、「属する集団やしきたりのしがらみ・義務をいかに乗り切り課題をクリアし、真に目指す自由で未来への希望に満ちた価値観に向って歩みを進めるか」ということでしょうか。

しばらく天に滞在する不調和なアスペクト「土星と海王星のスクエア」と「天王星と冥王星のスクエア」。後者はこの時期、天頂(第10ハウス)の冥王星(権力)と第12ハウスの天王星という位置にあります。とにかく、社会的に最も力のある場所からの権力が一時的に強力に働くように見え、新しい改革・革命へ導く個人主義的な自由な力は、一見目に触れない場所に隠れ、あるいは精神的な方面へ向かっているかのようです。

次の新月、3月20日へ向けて、「内省と計画練り」そのための「コミュニティ作り」と「魂磨き」の時期が示唆されているようです。

本日、節分。明日は立春。

<2015.2.4 立春>
本日、節分。明日は立春です。昨年末、冬至過ぎの土星の射手座入りについて書いてから、あっと言う間!
それはそうと、アストロ・コンシャスの記事でも毎年なぜか、カレンダー通りの「お正月」記事を書かないのですが、どうも毎年私の場合、お正月の時期は節目としてすごく中途半端です。だいたい手をつけた仕事で一杯一杯で、なんでこんな時期に休暇に?と思います...。実際、占星術的にはカレンダー(グレゴリオ暦)でのお正月というのは何の節目でもないのですから、当たり前ですね。そして2月になり、立春を迎える頃にやっと、何か切り替わる感触を得ています。
実は、日本の暦での立春は、その名の通り「春が立つ」のであって、春の気配(エネルギー、まだ形に表れていないもの)がここから始まる、ということで、気温はまだ低いし、どこが春なの?と体は感じるかもしれませんが、数値にならない部分で感じる体感・第六巻としてはやはり、新しい気配を感じていませんか?
今日はまだ、節分。四季の節目の最後の大晦日のようですね。子供たちにとっては、鬼に豆を投げつけるという楽しい行事ですが、大人にとっても、何か古いものを一掃して新しいエネルギーを招き入れる準備の日なのでしょう。

さて、本題の立春のチャートです。今年の立春は、2月4日12時58分(日本時間)。
東京での空の星の状態を表した図です。


2015年立春図


四季それぞれの節目で天の惑星の配置から世の中を見るマンデーン占星術。私はそれを見る経験値はあまりないのですが、対象が社会や国だろうと、個人だろうと、占星術の基本ロジックと象意は同じでしょう。
ざっと眺めてみて、(マンデーンの専門ではないので)ごくシンプルに気になる点といえば、、、

1)数年前からずっと厳しかった冥王星と天王星のスクエア(90度)が、立春図でもタイトにアスペクトしていますが、それぞれの天体が、本来のハウスに入っていることです(冥王星は第8ハウス、天王星は第11ハウス)。それぞれに天体とハウスの象意がより色濃く出てくるのでは?と想像されました。冥王星は何しろ最も影響力の強い惑星ですから、その状態の影響は強いわけですが、第8ハウスは、個人のチャートでは「生と死、SEX(生を生む)、受け継ぐ財産、遺伝」などと言われます。マンデーンではこれが国家対象となり、「死亡率、外国との借款関係(貿易などでの)、株価」などと言われます。個人においても、大きく他人に依存し他人を巻き込んだ形での個人のあり方ですが、国家もまた同じ(このチャートは東京での緯度経度によるもので、日本の場合です)。日本の対海外での財政面と、死亡率については、大きな課題のある時期のようです。
というのも、この冥王星と衝突する関係で、第11ハウスに天王星が入っており、天王星は「改革・革命・(急激な)変化・新発見・独立」の象意を持ちますが、第11ハウスはマンデーンでは「政党や議会」とされています。個人にとっては第11ハウスは、「社会的立場やしがらみにとらわれない、本当に自由な個人の志向によって集う仲間」という意味ですが、国家にとって本来こうしたあり方こそが、「政党や議会」のはずなのですね。今現在、そうなっているのかどうか・・・そうした本来のあり方に「改革」していこうとする力のように、この天王星は見えます。

2)昨年の冬至は、「朔旦冬至(さくたんとうじ)」といって、冬至と新月が重なるということで話題になっていましたが、そこからまだ日も浅く、立春の節目もまた、太陽と月がアスペクトしています。
月は木星とタイトに合で、太陽と180度の位置に。
マンデーンでは、太陽は「権力者、国家元首」、月は「国民、民衆一般、民意」と言われます。さらに木星は「宗教・哲学・思想・法律」などと言われます。まさに、国家元首と国民が向かい合った位置にあり、その情景が浮かびそうな配置です。太陽の入る第9ハウスは「宗教、思想、司法、貿易」を表し、こうした場所にいる(活動の主軸となる)元首の立場、一方国民のほうは、第3ハウス「情報、通信、貿易」の場所にいる。第9ハウスと第3ハウスはセットで、どちらも知性に関わるのですが、第9ハウスがその「理念」を担当し、第3ハウスはより具体的な手法や情報、学習を担っています。国民はあらゆる情報ツールをいまや手にしているので、木星と言う拡大(シェア)する星とともにあって、さらに元首の「理念」に対して興味を抱き学習を進めるのでしょうか?木星は「法律」の意味もあるので、司法的にも興味を持っていくのでしょうか?

3)この上の2つの目立つアスペクトをつなぐのが、第11ハウスの天王星です。真っ向から対峙した太陽と月を中和する位置にあり、理念(第9ハウス)と情報(第3ハウス)の間で、新しい未来図を描く役割になるのでしょうか?それは天王星が表す具体的人物だったり、あるいは、新しい発明・技術・理念、でもあるかもしれませんね。

4)気になる国土(第4ハウス)ですが、惑星も入室しておらず、ルーラーの水性もハードなアスペクトがなく、とりあえずは危機的な状況は立春図では示唆されていないように見えます。

5)一国民として気になる、私達国民(主権者=第1ハウス)自身の状態ですが、双子座のルーラーは第9ハウスの入り口に居ます。太陽と同じハウスです。やはり今、日本の権力部も、そして国民たちも、第9ハウスの表す「思想(理念)、法(憲法)」にある、というのが印象的でした。

と、立春図を見てきましたが、実は占星術で1年間を占うのは、通常、春分図です。そして補足的に1年間を各季節の詳細として夏至、春分、冬至も見るようです。ですので、この立春図が2015年1年間を表す、というのではないのですが、和暦(旧暦)の感覚にマッチしてきている私は、どうしても立春になると立春図を見てしまいます。
季節、二十四節季は、ひとつの流れの中でつながっているものですから、春分にいたるその息吹が、ここにあるのでしょうか?「1年の節目」ということで立春を意識したことから、立春図を見てみました。

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